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機能・性能が強化された新型「Fire TV Stick(第3世代)」。
テレビのHDMI端子に接続してWi-Fiや有線LANを繋ぐだけで、動画や音楽などを簡単に楽しむことができます。
- HD(最大1080p)画質で動画を楽しめる
- 音楽やゲームなど対応コンテンツが豊富
- Alexa搭載リモコンで音声操作ができて便利
- Echoの機能が一部使える
本記事では実際に使ってみて感じた、良かった点から気になった点など紹介していきたいと思います。
Fire TV Stickの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Fire TV Stickの基本情報
Fire TV Stickのスペックを紹介します。(※現行モデル)
Fire TV Stick HD | |
価格 | ¥6,980 |
Fire TV Stick(本体) | |
解像度 | H.265、H.264、Vp9、HDR10、HDR10+、HLG |
プロセッサ | クアッドコア 1.7 GHz |
ストレージ | 8GB |
音声認識 | 同梱のAlexa対応音声認識リモコンまたは、無料のFire TVリモコンアプリで対応。 |
オーディオ | Dolby Atmos、Dolby Digital、Dolby Digital+ のサラウンド対応。 Dolby Atmos、Dolby Digital, Dolby Digital+のHDMIオーディオパススルー |
Wi-Fi | デュアルバンド、デュアルアンテナ 802.11a/b/g/n/ac対応 |
サイズ | 86 mm x 30 mm x 13 mm |
重量 | 32g |
付属品(Fire TV Stcik 、リモコン以外) | USBケーブル、HDMI延長ケーブル、電源アダプタ、単4電池2本、スタートガイド |
Alexa対応音声認識リモコン(2024年発売) | |
サイズ | 38 mm x 141 mm x 18 mm |
重量 | 45g |
電池 | 単4 x 2(同梱) |
コントロール方式 | Bluetooth接続、赤外線(IR)送信 |
外観
本体は、ロゴマークが変わったくらいで旧モデルと同じサイズと形状です。
側面に充電用のMicro-USBポートがあります。
付属品
- USBケーブル
- HDMI延長ケーブル
- 電源アダプタ
- 単4電池2本
- スタートガイド
すぐに使えるように電池も付属。
形状の問題などで直接テレビのHDMI端子に差し込めないとき用に、HDMI延長ケーブルも用意されています。
後から購入が必要なものはなさそうです。
Fire TV Stickのメリット・特徴
まず、メリットと特徴から紹介していきます
- 処理速度がアップし操作がより快適に
- HDR、Dolby Atmosに対応し高画質・高音質で視聴可能に
- Fire TVだけで十分なくらい対応サービスが豊富
- テレビに繋ぐだけで簡単に利用できる
- 付属リモコンで音声操作ができる
- Bluetooth 5.0で外部機器との接続も遅延が少なく安定
- 安心の1年間メーカー保証
処理速度がアップし操作がより快適に
モデルチェンジしたことにより、プロセッサのクックドコアが「1.3GHz」から「1.7GHz」に性能がアップしました。
これにより、以前よりも処理速度が向上し操作が今までよりもスムーズで快適に。
旧モデルだと反応が悪くてイライラすることもありましたが、新モデルでは4Kタイプと同仕様になりデメリットが改善されました。
HDR、Dolby Atmosに対応し高画質・高音質で視聴可能に
Fire TV Stickは4K動画こそ対応していませんが、新モデルからHDRとDolby Atmosに対応。
対応機器が必要にはなりますが、より高画質・高音質で動画を楽しむことができます。
Fire TVだけで十分なくらい対応サービスが豊富
Fire TVでは、様々な動画配信サービスを利用することができます。
各サービスのアカウントがあれば、Fire TV上でログインするだけですぐに視聴可能です。
今までスマホやパソコンで見ることしかできなかったサービスも、テレビの大画面で見ることができるようになります。
スマートテレビでは、利用できるサービスがメーカーによって違ったりするのが不便なところ。
ですが、Fire TVならそういったこともなく、Fire TV Stickだけで完結することができます。
Fire TV Stickは、スマートテレビで十分と思っていた方にもメリットのある製品なんです。
テレビに繋ぐだけで簡単に利用できる
Fire TV Stickのセットアップは、初めての方でも簡単にできるようになっています。
テレビに接続し電源を入れると自動的にセットアップが始まるので、あとは指示に従って設定をしていくだけ。
セットアップの内容も難しいものはなく数分で終わります。
☟セットアップフロー
付属リモコンで音声操作ができる
Fire TV StickにはAlexa対応の音声認識リモコンが付属しています。
音声認識ボタンを使うことで、音声による操作が可能です。
「アニメ探して」といえば、アニメの動画を検索してくれますし、「ワンピース再生して」といえばワンピースの動画を再生してくれます。
他にも、「音量の上げ下げ」、「早送り・早戻し」、「次のエピソードに行く」など様々な操作が可能です。
リモコンでも操作はできますが、検索するときに文字を入力する手間が省けたり、秒単位で早送り・早戻しができたりととても便利。
さらに、Alexaの機能も使えるので声で指示を出せば実行してくれます。
Bluetooth 5.0で外部機器との接続も遅延が少なく安定
Fire TV Stickは「Bluetooth5.0」に対応。
これにより、スピーカーなどの外部機器とも遅延が少なく安定した接続をすることができます。
安心の1年間メーカー保証
Fire Tv Stickには、1年間も保証があるので初期不良や予期せぬ故障の際も安心。
1年間でも不安という方には、有料ですが最長3年間(+2年間)の保証を付けることもできます。
Fire TV Stickのデメリット・注意点
使っていて気になった点も紹介します
- Wi-Fi環境がないと使えない
- 4K動画は非対応
- 5GHz帯だと接続が切れる場合がある
- Echoがないとハンズフリー操作はできない
Wi-Fi環境がないと使えない
Fire TV Stickは、Wi-Fi環境がないと利用することができません。
Wi-Fi環境がない方は、あらかじめ構築しておいてください。
どうしても有線の環境しか構築できない場合は、別売りの「有線LAN接続用アダプタ」を使用することで、有線LANから接続することができます。
有線の方が通信が安定するので、Wi-Fiの通信が安定しない方にもおススメの製品です。
4K動画は非対応
Fire TV Stickは4K動画に対応していないためで、4K動画を見てもフルHDでの再生となります。
4K動画も見たい方は、上位モデルの「Fire TV Stick 4K」を検討してみてください。
5GHz帯だと接続が切れる場合がある
Wi-Fiの5GHzで接続している場合、通信環境が安定しないことがあります。
テレビの裏では5GHzは安定しないみたいです。
2.4GHzであればテレビ裏でも通信が安定するので、通信機器や環境によると思いますが不安定な方は試してみてください。
Echoがないとハンズフリー操作はできない
Fire TV Stickはリモコンを使って音声操作をすることができますが、ハンズフリー操作には対応していません。
ハンズフリー操作をしたい場合は、「Fire TV Cube」もしくは別途Echoシリーズを用意して連携させる必要があります。
Fire TV Stickでできること
音声操作でできることを一部紹介します
動画視聴関連 | |
できること | 音声コマンド例 |
動画の検索する | 「アニメ探して」 「海外ドラマ探して」 「”鬼滅の刃”探して」 |
動画を再生する | 「プライムビデオで”アンナチュラル”再生して」 「”ドラえもん”の続き再生して」 |
動画再生中の操作 | 「30秒進めて」 「30秒戻して」 「次のエピソード再生して」 「止めて」(一時停止) |
アプリの起動 | 「YouTube開いて」 「Hulu開いて」 |
Alexa機能関連 | |
できること | 音声コマンド例 |
音楽の再生(Amazon Music Unlimitedの場合) | 「アレクサ、Adoかけて」 「アレクサ、紅蓮華かけて」 「アレクサ、J-POPかけて」 |
ニュースを聞く | 「アレクサ、ニュース聞かせて」 |
天気を聞く | 「アレクサ、今日の天気は?」 |
ラジオを聞く | 「アレクサ、radiko(ラジコ)でNACK5つけて」 |
タイマーをセットする | 「アレクサ、タイマー10分セットして」 |
Fire TV Stickでは動画視聴関連以外に、アレクサの一部機能を利用することができます。
Echoを持っていなくても、Echoの機能を体験可能。
テレビでいろんなことができちゃいます。
Echo端末との連携(接続)ができる
Fire TV StickにAlexaが搭載されたことで、Echoとの連携を想像される方もいると思います。
ハンズフリーでテレビも操作できたら便利ですよね。
実は、Fire TV StickではEchoとの連携(接続)が可能なんです。
声だけで動画を検索したり、再生したりすることができます。
人は慣れてくると面倒くさくなる生き物。
そんなとき、声だけで操作できるというのは、とっても便利なんです。
Fire TV StickとEcho端末の連携方法
Fire TV StickとEchoの連携は、Alxeaアプリからすることができます。
Alexaアプリのメニューから設定を選択し、「TV・ビデオ」をタップしてください。
fireTVをタップし、続けて「Alexaデバイスをリンク」をタップします。
リンクするデバイスの選択画面になるので、Fire TVを選択して「続行」をタップしてください。
Alexaデバイスの選択画面になるので、表示されているお手持ちのデバイスを選択し、「デバイスを接続」をタップしてください。
接続済みデバイスに、選択したデバイスが表示されれば連携完了です。
Echoからの操作方法
Echoと連携することできる音声操作の一部を紹介します。
- アレクサ、「アニメ」探して
- アレクサ、「ワンピース ストロング フィルム」再生して
- アレクサ、(動画)止めて
- アレクサ、(動画)再開
- アレクサ、30秒進めて
- アレクサ、30秒戻して
- アレクサ、次のエピソード再生して
動画の再生は、タイトルが一致しないと再生してくれず、うまく再生できない動画もありました。
音楽サービスと連携している場合は、同じタイトルの音楽が再生されてしまうことがあるので、「Fire TVで」や「プライムビデオで」などを入れて伝えると上手くいきます。
音量の操作に関しては、現状うまくいったりいかなかったりで不安定です。
それと、Amazonのポリシーなのか、前のエピソードの再生には対応していません。
Fire TV Stickのアクセサリ
Fire TV Stickのアクセサリを紹介します。必要に応じて本体と一緒に購入してください。
有線LAN接続用イーサネットアダプタ
Fire TV Stick 4K Maxを有線LANで接続する際に必要な機器です。
延長保証(+1年間 or +2年間)
有料の延長保証オプションです。通常の1年間では不安な方は別途追加しておきましょう。
Alexa対応音声認識リモコンPro
バックライトやカスタムボタンなどの機能を追加。
使いやすくとても便利なリモコンです。
Fire TVシリーズの違い・比較(2023.10.20現在)
- 4K対応の有無
- プロセッサ、メモリの性能
- ハンズフリー操作ができるかどうか。
- Wi-Fi6に対応しているかどうか
Fire TV Stickと4Kならどっち?
Fire TV Stickと4Kタイプの主な違いは、「4K対応」「性能の違い」「Wi-Fi6対応」です。
メモリに差があるので、多少操作性に違いを感じてしまうかもしれませんが、どちらを購入するかで迷っている方は、
- 4K対応テレビを持っている、または今後購入予定
- 4K対応作品を4K画質でみたい
- 価格を抑えたい
- Wi-Fi6の環境があり利用したい
などで判断してみてください。
特に4Kにこだわりがなければ「Fire TV Stick」で問題はないと思います。
Wi-Fi6に魅力を感じる方は4Kがおススメです。
☟2つの違い・比較は、こちらの記事で紹介しています。
4Kと4K Maxならどっち?
Fire TV Stick 4Kと4K Maxの主な違いは、基本性能とWi-Fi6 E対応の有無です。
実際に使用してみて感じたのは、操作性にほとんど差がないこと。
そのため、気にするポイントはWi-Fi6 Eへの対応です。
Wi-Fi6 Eに関しては現状では必要な場面が少ないので、4Kタイプで問題ないと思います。
4K MaxとCubeならどっち?
Fire TVシリーズの最上位機種は、据え置き型の「Fire TV Cube」です。
そこで、比較対象になるのが「Fire TV Stick 4K Max」。
4K MaxとCubeの主な違いは、
- 直付けか据え置きか
- 基本性能の違い
- Alexa搭載でハンズフリー操作が可能かどうか
です。
選ぶ基準としては、基本性能が少しでも良いものを使いたい、ハンズフリー操作およびAlexaと連携がしたいかどうかになってきます。
- 基本性能が高い方がいい
- Echoシリーズを持っていないけどハンズフリー操作がしたい
- Alexaと連携してスマートホームを利用したい
- 基本性能より価格が安い方がいい
- ハンズフリーは利用しない
- Echoシリーズを持っている
どちらかで迷っている場合は、上記の基準で判断してみてください。
Echoを持っている方は4K Maxと連携ができるので、基本性能にこだわらなければ「Fire TV Stick 4K Max」で問題ないと思います。
『Fire TV Stick』過去のセール情報
Fire TV Stickの過去にセール価格で販売された実績を紹介します
【セール価格情報】
ブラックフライデー (2023年11月末?) | ¥〇〇〇 |
初売りセール (2024年1月初め?) | ¥〇〇〇 |
Fire TVシリーズは、プライムデーなどのビックセール時にセール価格になる傾向があります。
ですので、ビックセール開催時はチェックが必須です。
ビッグセール以外でも期間限定でセール価格になるときもあるので、こまめにチェックしましょう。
Fire TV Stickのまとめ
メリット・特徴
- 処理速度がアップし操作がより快適に
- HDR、Dolby Atmosに対応し高画質・高音質で視聴可能に
- Fire TVだけで十分なくらい対応サービスが豊富
- テレビに繋ぐだけで簡単に利用できる
- 付属リモコンで音声操作ができる
- Bluetooth 5.0で外部機器との接続も遅延が少なく安定
- 安心の1年間メーカー保証
デメリット・注意点
- Wi-Fi環境がないと使えない
- 4K動画は非対応
- 5GHz帯だと接続が切れる場合がある
- Echoがないとハンズフリー操作はできない
新しく生まれ変わった「Fire TV Stick」は4Kタイプに近い性能を手に入れ、今までよりも快適に利用できるようになりました。
テレビのHDMI端子に挿すだけで、誰でもカンタンのプライムビデオをはじめ、いろいろなコンテンツの視聴が可能です。
価格も4,980円と手ごろなので、テレビで動画視聴を考えているのなら買っておいて損はありません。
Fire TV Stickは、テレビで動画を見るならコレ!とおススメできる製品です。